銀歯を白くする「コンポジットレジン」にて治療した症例|東十条・十条の歯医者、三條歯科医院
2017年8月21日
「虫歯を治したい」という主訴でご来院されました。
(年齢:30代 男性)
昔他医院で治療した下記の歯と銀歯の隙間からむし歯が再発していました。
いわゆる一度治療した歯が再度虫歯になってしまう「二次カリエス」と呼ばれるものです。
治療前:
二次カリエスになってしまう原因としては、
補綴物の劣化や治療精度の問題、十分でないプラークコントロールが挙げられます。
特に銀歯は、経年に伴い劣化しやすい材質で、劣化が進行すると補綴物と歯との間に隙間や段差ができます。
そこから細菌が侵入して虫歯が発生してしまい、むし歯を繰り返してしまうリスクが高まります。
そこで、今回は「コンポジットレジン(CR)」での治療を提案しました。
コンポジットレジンとは、液体状の特殊なプラスチックを削った部分に流し込む治療法です。
コンポジットレジンのメリット・特徴として、
①2次カリエスになりにくい:
接着性が高いので隙間ができにくく虫歯再発のリスクが通常のインレー(詰め物)と比べて少ないと言えます。
②できるだけ削らない治療:
むし歯になった箇所だけを削って治療することができるので、歯を削る量が少なくて済みます。
(通常のインレー(詰め物)の治療の場合、むし歯の部分だけを削るということができないため、削る量ががどうしても多くなってしまいます。)
③金属アレルギーの心配がない:
金属ではないので金属アレルギーの心配がありません。
④自然な色調:
金歯や銀歯などのメタル材質とは異なり、歯の白さに近い色調なので自然な色を再現することができ目立ちません。
⑤治療期間が短い:
歯型を取る必要がないので、治療期間が短く1回で終わることがほとんどです。
治療後:
治療後は、自然な色調の見た目にも満足していただき、
現在もメンテナンスにも定期的に通っていただき、良い状態を保っています。
治療期間:1回で終了