ラバーダム防湿の重要性について|東十条・王子の歯医者、三條歯科医院
2018年07月21日
当院では、根管治療やコンポジットレジン治療の際に、
ラバーダムを使用しております。
これは、ゴムのシートのようなものを患者さんの口の周りに張り、
治療する歯の部分だけを露出させて治療する方法です。
■根管治療でのラバーダム使用について
根管治療の際にラバーダム防湿を行う理由は、
治療部位を口腔内の唾液や細菌による感染から防ぐことにあります。
逆を言えば、ラバーダム防湿を行わないで行う根管治療は細菌感染の可能性が高まり、再治療の原因ともなります。
根管治療の成功率は一般的に50%以下といわれていますが、
ラバーダムを使用によって90%まで高まるといわれています。
そのため欧米諸国ではラバーダム防湿は必須となっていますが、
日本での浸透率は低く、全国でも数%しかないと言われています。
当院では根管治療の際、ラバーダムを使用して患歯のみを露出させることで、
唾液などの侵入を防ぎ、根管治療の成功率を高めています。
■コンポジットレジン治療でのラバーダム使用について
コンポジットレジンをしっかり接着させるために、
いかに詰める部分を乾燥させられるかが大切になります。
お口の中の唾液などによりお口の中は常に湿った状態にありますが、
コンポジットレジンを詰める部分がしっかり乾燥している状態でないと
接着が十分ではなくなってしまいます。
当院では、根管治療やコンポジットレジン治療など、
ラバーダムを利用することで、再治療を防ぎ、治療の成功率を高めています。