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患者さんとは、どのような関係性を築いていますか?

治療になると、やはりどの患者さんも最初は緊張されていますので、その緊張を極力緩和させるような環境作りをしています。

その中で特に意識して行っていることは「患者さんのすべての言動に敏感になる」ということです。患者さんは言葉だけでなく、さりげないしぐさから私達に多くのメッセージを送ってくれています。もっと言ってしまいますと、雰囲気、立ち振る舞い、身振り手振り、表情の方が、言葉よりも雄弁に患者さんの想いを伝えているものです。私達はそれに敏感に反応し、患者さんが本当にして欲しいことを把握する必要があります。

カウンセリング

また、一昔前までは、暗黙の了解として、ドクターが上、患者さんが下というような上下関係が存在していました。これでは患者さんの想いが反映されない、術者側の独りよがりな治療になってしまう傾向があります。

それではいけません。

患者さんとの立場関係に関して、当院は基本的に「対等・同じ目線」での関係性を築いています。
しかし、そこには「医療人としての品位威厳」は失わずにという前提があります。
術者側にこの品位と威厳という「意識」が失われてしまうと、「プロ」という認識が希薄になります。患者さんの身体を預かる私達はそれを失ってしまってはいけません。

院長

また、身体を預けて下さる患者さんにとっても、私達は常に「プロ」であり続けて欲しいと思っています。

最近では、「患者さんと対等である」という言葉をうのみにしてしまうドクターが多くいます。 しかし、それだけでは患者さんとの本当の信頼関係は築けないと私は考えます。

歯科医師人生でターニングポイントになるようなエピソードはありますか?

大学病院にいた時代、当時研修医だった僕を孫のように可愛がってくれる患者さんがいました。その患者さんは、C型肝炎で長い間通院している70代のお爺さんなのですが、体のいたるところに病気が転移していたので、余命わずかという状態でした。しかし、本人は自覚が全くなく、いつも元気で普通の方と変わらない生活を送っていたんです。

そんなお爺さんがある日、浮かばない表情で僕のことを呼び、何かたくさんの資料を僕に手渡し「今私はこういう状態になってしまったよ、だから先生は、こういう風にはならないでくださいね」とおっしゃいました。

頂いた資料に目を通すと、お爺さんに何が起こったのかはすぐに察しがつきました。

端的に言うと、「担当医が検査を怠ったことによる、単純な診査診断ミス」が原因で、お爺さんは今すぐにでも顎を半分切除しなければいけない、という状態になっていました。

その事実を知った時、「根拠のない診査診断は一種の暴力だ」と僕は強く感じました。

院長

医師という仕事は、患者さんの身体に介入する仕事です。
そのため当然その人の「人生」そして場合によっては「命」を左右する仕事なので、どんな状況でも「妥協」があってはなりません。

お爺さんを担当した医師はおそらく「こういう時は大体こうだろう」といった経験と勘を頼りに判断をしたのだと思いますが、そのようなものは診査診断とは呼べず、患者さんを実験台にしているのと変わりがないのと同時に、患者さんの「頼りにする気持ち」を無視したものです。

これ以来、僕は今まで以上に「診査診断の重要性」を肝に銘じました。

歯科は「人の命」に直接かかわる治療ではないですが、「人の人生」や「人の健康な生活」に直接かかわる分野です。

院長

少しおこがましいですが、当院に来院してくださっているということは、当院を信頼してくださっているということ、言い換えれば、患者さんの「人生、そして健康な生活」のサポートを私達に任せてくれるということです。

その信頼を裏切ることは僕にはできません。

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